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先日のブログで、母の強い口調について書きましたが、
この1年ほどで、彼女が難聴になってきたことで、
よりその傾向が強くなったように思います。
こちらが知らない間に、かなり耳が遠くなっていました。
それこそ、こちらも強い口調で叫ばないと伝わらないのです。
そして、難聴の人は、自分の話し声も大きくなる傾向がありますよね。
だから、よけい、母の口調の強さにビビったのかもしれません。

しかも彼女は、情報を正確に捉えられてない可能性もあり、
自分の世界に閉じこもりがちになっています。
そうなると、環境を否定的に捉えがちになります。
攻撃的になります。
おかげで、何度も母の言うことにムカッときています。
(これは愚痴ですね。ごめんなさい。)
人と関係をうまく作れなくなってくると、
ますます外界をシャットアウトし、耳も聞こえにくくなるでしょう。。

なんか、ベートーヴェンの生き方を思い出します。
ちょっと前に、その生き方に関する本を読んだのですが、
耳が聞こえなくなってから「運命」を作曲したのですが、
人との交流が出来なくなり、気難しくなる一方だったんですね。
でもその後の作品の素晴らしさ!!
自分の世界に籠ることで、かえって後世に素晴らしい音楽美を与えてくれた気がします。
「第九」は、初演が大好評だったにもかかわらず、
その演奏を自分で聴くことが出来なかった、というのは
ホロリときてしまいました;;

「耳は、聞きたくなくても閉じることが出来ない、常に開かれているもの。
それが閉じられてきた時、世界がどんどん遠くなっていくような感覚になるのだろうか。
聞きたくないものを聞かなくても良いようになるのだろうか。
遠くなっていく現実を引き戻すためにも、つなげるためにも、
寄り添う存在が必要になってくるのだろうか。」

でもでも、罵られてばかりで、かなりこちらもストレス高いし。。
介護はこれからなのに、大丈夫かな〜〜とやや不安です;
 
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