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「夢みる夢子ちゃん」…なんじゃそれって感じですが、
昔から、何を考えているか分からない、いつもボーッとしている、夢の中にいる、、、
等々、母親から言われていました。
まあ、動きが鈍重なので、色々言われてもすぐに動かない、反応しないからそう見えたのかもしれませんが、
自分自身も、無意識のうちに動いている、動きながら別のこと考えている(もしくは何も考えていない)ということは、
大人になった今でもしょっちゅうあって、
ああ、自分って現実感がないな〜と思うことがしばしばです。

そんな自分が、現実感バリバリの世界に行くと、かなり劣ってきます。
例えば計算ミス、筆記ミスなどはしょっちゅうですし、
人の言う通りに動くのが難しいし、何を言っているか理解するのが難しい時もあったり、
逆に自分が何を言っているか何を伝えたいのか、言いながら分からない時があるし。
そんな自分は、現実の中で自己卑下しながら生きるより、
ファンタジーの中で生きることを選んだ気がします。
つまり、自分の専門職は、結構ファンタジーを扱っていて、
ある意味、天職だったように思います。

そして音楽、この存在は、「現実とファンタジーの間を漂っている」、
そんな気がします。
だから、時代や世代、年齢、性別、国境、障害を越えて、言葉を越えて、
音楽は共有共感出来るものだと思われます。
そしてその性質が、不運にもファンタジーが現実化してしまった人たちに、
現実の中で生きやすくするツール、いや生きる術として用いられるのではないかと、
ずっと考えています。私の人生のテーマです。
なぜ自分が音楽にこんなにこだわっているのだろう、と思ったとき、
要は自分もファンタジーを現実化しそうな資質があり、
でも色々な要因が重なって、そうならずに今過ごしている訳で、
だから、ファンタジーと音楽の親和性を強く感じ、
そして、現実感が相変わらず抜け落ちて、その部分で痛い目に遭っているんだなと痛感し、
ますます音楽の世界に傾倒したくなっているのではないかと思います。

「だから夢みる夢子ちゃんは、
自分の、そして人のファンタジーも大事にしながら、
音楽を通じて、人とコミュニケートしているの。
音楽を通じて、でないとコミュニケートできないの。」

ややこしい話ですみません。
でも自分にとっては大事な話ということで、備忘録にしたく思います。
読んで頂いた方、ありがとうございます。


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